構造法規の数値早見表|高さ・面積・荷重・倍率の基準値まとめ(試験・実務リファレンス)
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ルート君
構造法規の数字、いっぱいあって混乱する…まとめて見たい!
構造法規で押さえておきたい主要な数値を、分野別に一覧にした早見表です。
各表の下に、その項目を詳しく解説した記事へのリンクを置いています。数値は床の計算用など代表値の抜粋で、正確な適用は各記事と条文・告示で確認してください。
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(現役の設計者の方へ)構造設計のキャリアや年収の選択肢は設計者の転職エージェント比較でも整理しています。
規模・高さで構造計算や確認はどう変わるのか
構造計算の要否や確認の区分は、建築物の規模・高さで決まります(2025年4月改正後)。
| 区分・しきい値 | 効果 |
|---|---|
| 高さ60m超 | 大臣認定ルート(法第20条第1項第一号) |
| 木造:階数3以上/延べ面積300㎡超/高さ16m超 | 構造計算が必要 |
| 木造以外:階数2以上/延べ面積200㎡超 | 構造計算が必要 |
| 平屋かつ延べ面積200㎡以下 | 新3号建築物(確認の審査省略) |
規模区分は構造規定の区分、図書の要否は構造図が必要な建物、ルートは構造計算ルートで詳しく解説しています。
工作物はどの高さから構造規定がかかるのか(令第138条)
工作物は、令第138条で定める規模を超えると法第88条で構造規定が準用されます。
| 工作物 | 規模(超えるもの) |
|---|---|
| 擁壁 | 高さ2m |
| 煙突 | 高さ6m |
| 広告塔・装飾塔等 | 高さ4m |
| 高架水槽・サイロ・物見塔等 | 高さ8m |
| 鉄筋コンクリート造の柱・鉄柱等 | 高さ15m |
工作物の準用の全体像は工作物の構造規定、擁壁の確認は擁壁の確認申請を参照してください。
二次設計の判定値はいくつか
ルート2・ルート3で確認する代表的な判定値は次のとおりです。
| 項目 | 基準値 |
|---|---|
| 層間変形角 | 1/200以下(緩和で1/120以下) |
| 剛性率 | 0.6以上 |
| 偏心率 | 0.15以下 |
| 保有水平耐力 | Qu ≧ Qun |
各値は層間変形角・ルート2(剛性率・偏心率)・保有水平耐力で詳しく扱っています。
構造や確認まわりの実務経験は、転職市場でも通用する強みです。設計者の転職・年収の比較で相場を見ておくと選択肢が広がります。
主な積載荷重はいくつか(令第85条)
令第85条の積載荷重(床の計算用・い欄)の代表値を抜粋します。
| 室の種類 | 床の計算用(N/㎡) |
|---|---|
| 住宅の居室 | 1,800 |
| 事務室 | 2,900 |
| 教室 | 2,300 |
| 百貨店・店舗の売場 | 2,900 |
| 自動車車庫(床版用) | 5,400 |
| 倉庫業の倉庫(下限・令第85条第3項) | 3,900 |
3通りの数値や柱・基礎の低減(床2枚0.95〜9枚以上0.6)は積載荷重で詳しく解説しています。
仕様規定でよく問われる数値は何か
仕様規定のうち、出題・実務で頻出の数値をまとめます。
| 項目 | 基準値 |
|---|---|
| 組み合わせた壁倍率の上限(R7.4.1) | 7.0(2025年改正で5.0から引き上げ) |
| 筋かい単体の壁倍率の上限(9cm角たすき掛け・表1) | 5.0(据え置き) |
| 補強CB造の塀の高さ | 2.2m以下 |
| 補強CB造の塀の控え壁 | 高さ1.2m超で必要・長さ3.4m以下ごと |
| 補強CB造の塀の壁厚 | 15cm以上(高さ2m以下は10cm以上) |
| 補強CB造の塀の基礎 | 根入れ30cm以上・丈35cm以上 |
壁倍率は筋かいの壁倍率、塀はブロック塀の控え壁・補強CB造の塀で詳しく扱っています。
資格・手続きの年数は何年か
構造に関わる資格・手続きの年数も混同しやすいため整理します。
| 項目 | 年数 |
|---|---|
| 構造設計一級建築士の取得(実務経験) | 一級建築士として5年以上 |
| 構造設計一級建築士の定期講習 | 3年ごと |
| 定期報告(特定建築物の調査) | おおむね6か月〜3年ごと(特定行政庁が指定) |
資格の関与義務は構造設計一級建築士、報告制度は定期報告制度で詳しく解説しています。
混同しやすい数値の注意点
- 構造設計一級建築士は「実務5年」で取得、「定期講習3年ごと」で更新。5年と3年の取り違えに注意(建築士法第10条の3・第22条の2)。
- 二次設計の判定値は層間変形角1/200・剛性率0.6以上・偏心率0.15以下。「以上」「以下」の向きと数値の組み合わせが問われる。
- 工作物の規模は擁壁2m・煙突6m・広告塔4m・高架水槽8m・RC柱15mを超えるもの。数値の入れ替えに注意。
建築確認や構造規定は、建築士試験でもよく問われる分野です。試験対策の進め方は、建築士の通信講座の選び方を参考にしてください。
確認申請や関与義務など制度まわりの実務に長く関わるなら、キャリアの選択肢も定期的に見ておくと安心です。建築士・設計者の転職エージェント比較もあわせてどうぞ。
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一問一答
Q. 木造で構造計算が必要になる規模は(2025年4月改正後)。
答えを見る
階数3以上、または延べ面積300㎡超、または高さ16m超のいずれか。これ未満は壁量計算等の仕様規定で確認する。
Q. 層間変形角・剛性率・偏心率の基準値はそれぞれいくつか。
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層間変形角1/200以下(緩和で1/120以下)、剛性率0.6以上、偏心率0.15以下。
Q. 工作物で構造規定が準用される擁壁・煙突の高さは。
答えを見る
擁壁は高さ2m超、煙突は高さ6m超(令第138条)。広告塔4m超・高架水槽8m超・RC柱15m超も対象。
この記事のカテゴリの記事一覧は総則・第20条にまとめています。
参照
- 建築基準法 第20条・第88条/施行令 第36条の2・第85条・第138条
- 建築基準法施行令 第82条の2(層間変形角)・第82条の6(剛性率・偏心率)
- 建築士法 第10条の3・第22条の2(構造設計一級建築士)
- 各数値の根拠と例外は当サイトの各解説記事を参照